つわりの鍼灸専門治療院

つわり

A,つわりの概念

 つわりの多くは妊娠5~6週頃よりあらわれ、1~2ヶ月間持続し、妊娠12~16週頃に消失しますが、まれに妊娠末期まで継続することもあります、そしてこのつわりは初妊婦ほど強く出て、妊娠を重ねるにしたがって弱くなってきます。
つわりの症状は悪心、嘔吐ですが、他の悪心、嘔吐と異なり、多くは早朝空腹時にみられ、いったん嘔吐してしまうとあとは爽快になり、食欲も出て、一日中悪心、嘔吐が持続することはほとんどありません、したがって、つわりのために栄養障害になることはありません。
しかし、つわりの症状が重症化して栄養障害をきたし、全身衰弱を起こすものを妊娠悪阻といいます、妊娠悪阻は、その症状の程度により3期に分類されます。
第1期は、食事の摂取とは無関係に悪心が強く、嘔吐が頻回になり、食物摂取もほとんど不可能となり、脱水症状が出てきます。
第2期は、第1期よりさらに悪化し、全身の衰弱が強く、頻脈、血圧低下、発熱を見ることがあります。
第3期は、第2期症状がさらに悪化し、種々の神経症状が出現して、次第に意識混濁、昏睡から血圧低下、体温の低下をきたし、放置すれば死に至ります。

B,つわりの鍼灸治療

 つわりに対する鍼灸治療は、つわりの原因として内分泌機能や代謝機能の変調及び精神作用などが上げられていますので、内部環境恒常性維持を目的とした兪募穴治療及び精神的ストレス緩和を目指したリラクゼーションを行います、また、つわりの症状に対しては、対症治療として胃経に対する経絡治療も行います。
妊娠悪阻については西医による入院治療となりますので、鍼灸治療対象外です。

C,つわりの対策

 つわりの時期の食事は、においのきつくない好みに合った食べ物を、少量ずつ頻回に摂取するようにし、空腹時間が長くなるとつわりの症状が強くなる為、就寝前に軽食を取るのもよいでしょう、また嘔吐による脱水傾向が起こりやすいので、お茶などで水分補給をする必要があります。

D,つわりに対する鍼灸治療の効果

 つわりに対する鍼灸治療の効果は、症状の程度にもよりますがほとんどの患者さんが初回より治療効果を実感できます。また治療回数も患者さんにより個人差がありますが平均2~3回程度でつわり期間を脱しているようです。

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