顔面神経麻痺の鍼灸専門治療院

顔面神経麻痺

A,顔面神経麻痺の概念

 顔面神経麻痺は中枢性顔面神経麻痺と末梢性顔面神経麻痺に分けられます。
中枢性顔面神経麻痺は脳血管障害などでみられ、前頭筋が侵されないという特徴から鑑別診断の判断材料として、額にシワ寄せができるか否かを診ます。
末梢性顔面神経麻痺は顔面神経麻痺の大部分を占め、このうち原因がはっきりしているもの、たとえば外傷、新生物、感染症、肉芽腫、脳以外の血管障害などによるものは末梢性顔面神経麻痺と呼び、それ以外の原因が不明で突発性のものに限ってベル麻痺と呼びます。
このベル麻痺は顔面神経麻痺全体の50%から70%を占め、発生頻度は10万人に対して30人程度で男女差、年齢差はありません、原因不明とはいっても現在ではウイルス、寒冷刺激、虚血、免疫異常などが考えられています。
顔面神経麻痺の症状は、通常顔の片側に発生し、表情筋麻痺による下垂症状が見られます、また顔面神経の障害部位によっては同側の味覚低下、涙腺分泌障害、アブミ骨筋麻痺による聴覚過敏を伴うことがあります。
顔面神経麻痺の大部分を占めるベル麻痺の予後は比較的良好で、全体の50%から80%は完治するといわれています。

B,顔面神経麻痺の鍼灸治療

 顔面神経麻痺に対する鍼灸治療は、中枢性顔面神経麻痺については、脳内血管障害によるものですから対象外となります。
原因のはっきりしている末梢性顔面神経麻痺については原因治療が先決で、併行治療が可能なものについては鍼灸治療を行います。
顔面神経麻痺の大部分を占めるベル麻痺については、顔面神経麻痺の原因が不明で予想される原因についても機能障害による顔面神経麻痺が多いので、鍼灸治療は積極的に行います。
顔面神経麻痺の発症直後は顔面筋の安静に努め、数日後麻痺の進行が停止したら、できるだけ早く治療を行って神経線維の変性を防がなくてはなりません。
顔面神経麻痺の治療は、麻痺している顔面筋と患側顔面神経の根部に対して行い、あわせて顔面部を走行する経絡の要穴に対しても行います。

C,顔面神経麻痺の予防

 末梢性顔面神経麻痺については、顔面神経麻痺の原因疾患が非常に多いので難しい面もありますが、顔面神経麻痺の大部分を占めるベル麻痺については、片側の顔への寒冷刺激を避けたり、虚血状態にならないようにしたり、免疫力を増強することによって大部分のベル麻痺は予防可能です。

D,顔面神経麻痺に対する鍼灸治療の効果

 顔面神経麻痺に対する鍼灸治療の効果は治療効果を実感していただくのに時間がかかります。それは、ほとんどの患者さんが耳鼻科での治療成績があまり芳しくない結果、鍼灸治療を行いますので、すでにワーラー変性してしまった神経線維の再構築を目指した治療になるからです。末梢神経の再生速度は一日あたり1ミリから2ミリですので、効率よく再生できても数ヶ月単位の治療期間になります。

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